不動産WEB集客の改善に必要な3つのポイントと打ち手の順番について解説します。

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不動産WEB集客の改善に必要な3つのポイントと打ち手の順番について解説します。

いつも日本情報クリエイトのコラムをご愛読いただき誠にありがとうございます。

今回のコラムは、不動産会社様のホームページからの反響数や成約数を向上させるための
3つの改善ポイントと打ち手の順番を解説します。

ブログや雑誌などで様々なWEB集客の手法が紹介されていますが、何からはじめて良いかお困りの不動産会社様の参考になりましたら幸いです。

01.打ち手の順番が最も肝心

不動産WEB集客における3つの改善ポイントをお伝えする前に、
WEBからの反響や売上を集計・分析する際の大切な要素である「アクセス数」「コンバージョン率」「単価」について触れさせていただきます。アクセス数・単価は文字通り貴社ホームページに訪れたお客様の数と商品単価を意味し、コンバージョン率は反響率や成約率を指します。

「アクセス数」×「コンバージョン率」で反響数が決まり、反響からの成約数に単価を掛け合わせることで売上が決まります。では、貴社ホームページの反響を強化する時に、それらの要素のうち何から手を付ければ良いでしょうか?
WEB集客に不慣れな場合、費用を投下してアクセス数を増やすことで反響数を伸ばすことに執着しがちですが、それが最初の落とし穴だと私は考えています。

02.ホームページは接客力で反響数が伸びる

もちろんアクセス数を伸ばすことは悪いことではありません、むしろ積極的にアクセス数を伸ばしていかなければなりません、ただコンバージョン率を上げる努力を後回しにしてアクセス数を増やすと、コンバージョン率の低さが原因で成約どころか反響すら取れない可能性があります。アクセス施策偏重(コンバージョン施策後回し)の状況をリアル店舗での集客・接客に例えるなら、新規開業のラーメン店が接客は不愛想、厨房・ホールにゴミが落ちている状態で市内全域にチラシをバラ撒くようなものです。そのチラシに「餃子もうまい!」などと謡って、餃子が欠品していたら目も当てられません。折角訪れたお客様はそんなラーメン店を気に入ってリピーターになるでしょうか。リピートどころか暖簾はくぐっても座席に着くことなく店を後にするのではないでしょうか。

WEB集客も同じです、貴社ホームページに掲載されている物件の数が少なく、物件の魅力を伝える記事がなければ、またあったとしてもそれがホームページ上で最新の状態に更新されていなければいくらアクセス数を伸ばしても反響は増えません。
さらに、問い合わせ先の電話番号やフォームが見つけづらかったり、文字が小さくてスマホでの使用感が悪い場合なども同様です。 

03.不動産WEB集客の3つの改善ポイント

ホームページからの反響数を伸ばすためには、アクセス数とコンバージョン率の改善とその打ち手の順番が肝心であるとお伝えしましたが、それらを踏まえた上で本題のWEB集客改善のためのポイントを3つ紹介します。

ポイント1ホームページ基本改善について

ホームページの基本改善とは、集客力の高いホームページに求められるシステム上の基本的な機能の改善です。上記で述べたコンバージョン率に関わる要素が多く含まれており、ホームページを立ち上げる際などには注意いただきたい内容となります。
以下は改善項目の一部になりますので、参考にしてみてください。

【モバイルフレンドリー】

スマートフォン向けに最適化されていない(モバイルフレンドリーでない)ことが貴社ホームページの検索順位が下がる要因にもなります。
また、スマートフォンでも見やすいホームページはPC検索での上位表示にも繋がります。

【大切な情報を守るSSL対応】

SSL化されていれば、ホームページに訪れたユーザーの情報を暗号化します。そのため、ホームページに訪問したユーザーは、安心してサイトを利用することができます。

【LTO対策】

「○○市+ペット可+マンション」のような複数のキーワードで物件を絞り込んで検索している顕在層の流入を増やす対策です。LTO対策を加味したホームページは成約率の高いお客様の流入が見込めます。

【ストレスフリーな物件検索】

ホームページに訪れたお客様に複数の物件検索項目を用意することで、ストレスなく希望物件に誘導できます。豊富な検索項目は反響・成約率の高いホームページには必須の要素になります。

【来店予約機能】

来店予約が簡単でスピーディに行える導線設計を行うことで、お気に入りの物件を見つけた成約率の高いお客様を確実に来店に繋げることができます。

【新着更新】

ホームページに訪れたお客様に対して、最新の物件情報を提供することは他社との差別化に繋がり、貴社ホームページへの来訪頻度が向上します。
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ポイント2SEO改善について

SEOとは、Google・Yahooで特定のキーワードで検索した際にホームページを上位表示させることを意味します。WEB集客の代表的な打ち手の一つですが、巷にはSEO関する様々な書籍やSEO代行会社なるものが存在していて何からはじめて良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。

しかし、SEO改善もこれから紹介する基本的なことに注意して、地道に努力を重ねることで、費用対効果の大変高い施策となります。いつから改善をはじめても大丈夫ですが、効果を発揮するまでにある程度時間がかかる場合もありますので、SEO対策をWEB集客施策の中心におき早めの対策をおすすめいたします。

良質なコンテンツ作成がSEO改善の第1歩

Googleは検索ユーザーにとって良質なコンテンツを提供しているホームページを今までもこれから上記表示させます。つまり、お部屋を探しているお客様に対して、貴社が良質なコンテンツをどれだけ提供できるかがSEO改善の主軸になってきます。
(詳しくは前回コラムをご覧ください。→)

では、良質なコンテンツとは何を指すか以下にまとめました。

【情報の量】

ホームページにおける情報の量とは「ホームページのページ数」の多さです。
野球のグローブを購入する時、品揃えの少ないスポーツ店より、品揃えが豊富なスポーツ店や野球用品の専門店の方を選びますよね。SEOにおいても非常に重要な要素になります。

【情報の質】

物件ページ内の写真の数や、物件の付加価値を伝えるテキスト情報の数は、当然ですがお客様に物件を気に入っていただくための重要な要素になります。

【情報の鮮度】

冒頭にも述べましたが、既に借主の買主の確定した物件ばかりが掲載され、更新が古い物件情報ばかりのホームページではこれも当然ながらお客様に良質なコンテンツを届けていると見なされず、SEOにも悪影響を与えます。
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ポイント3WEB広告改善について

総務省が調べた通信利用動向調査※1によると、今や企業が自社ホームページを持つこと、SEO対策やポータルサイト出稿を行っていることは当たり前で他社と差をつけるためには、如何にWEB広告を効果的に利用できるかがカギであることが浮き彫りになりました。

WEB広告のメリット

  • ①必ず検索結果に表示される
    WEB広告は出稿に費用がかかりますが、必ず検索結果に表示されます。 一方でSEOでの検索順位は日々変動し、かつGoogleのアルゴリズムアップデートに大きく左右されます。
  • ②ターゲットのセグメントが容易にできる
    SEOはGoogleの判断で全て決定されてしまいますが、インターネット広告は出稿期間・時間・地域などのターゲティングや掲載順位の操作、ランディングページの設定、タイトル・説明文の設定が全て自由にコントロールできるので、戦略に合わせた集客施策が可能となります。
  • ③効果検証が安易にでき、効果的なPDCAが実践できる
    反響経路や反響ワードを分析することで、より効果の高い広告運用が可能となります。また広告から顧客ニーズを知ることができ、新たな集客戦略の立案にも効果を発揮します。

※1出典:「通信利用動向調査」(総務省)
( https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/210618_1.pdf )
(最終アクセス日:2022年4月14日)

WEB広告を行う上での注意点

WEB広告はホームページの基本改善やSEO改善に比べて、エリアや顕在層へのターゲティングが容易で費用対効果が分かりやすいことから、アクセス数を増やす上での万能薬のようにも思えますが、自社で運用するにはWEB広告のいろはを1から習得しなくてはならいので難易度は高いと言えます。また代行会社に依頼する場合にも、不動産業の商慣習や知識が乏しい代行会社では思ったほどの効果が得られず、出稿を断念するケースが見受けられます。WEB広告をゼロからはじめる場合は、不動産業に詳しい代行会社に一時的に出稿を委託し、その間に代行会社のノウハウを社内に落とし込む仕組みの構築が重要になります。
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04.まとめ

本コラムを最後までお目通しいただき誠にありがとうございました。
「ホームページの基本改善」「SEO改善」「WEB広告改善」が、アクセス数を増やすための施策なのか、コンバージョン率を上げるための施策なのかを把握し、それらが適切な順番で改善されることではじめて効果を最大化できますので、貴社ホームページ改善の際には参考にしていただけましたら幸いです。

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