背景
「広告情報の“量”が求められる」
不動産会社は基幹システムへ物件データを登録する際に、主にFAXなどの紙媒体で用意されている物件資料などを参考に物件の広告情報として
各設備項目を一つ一つ入力していきます。昨今のWeb集客などの多様化により多くの不動産ポータルサイトで広告情報の“量”も重要視されるようになったことで、
不動産会社では設備情報をより多く入力しようとすることから業務の中でもその入力作業に多大な労力がかかっているという現状があります。
加えて、不動産ポータルサイトごとで「同じ設備でも呼び方が違う」「情報のまとまり方が異なる」などといった状況もあり、入力作業に対して“慣れ”を要するという点も課題として挙げられます。
目的
「スキルに依存せず、設備入力を効率化したい」
様々なポータルサイトへの広告出稿に対応する賃貸革命10では設備項目は15カテゴリ400種類以上も用意されています。
これまで、この膨大な設備項目の中から該当設備をすぐ探し出すためのキーワード検索機能を搭載することで、設備項目の入力作業の効率化を図ってきました。
そしてさらなる業務の効率化を目的とする中で、課題として挙げられていた担当者の慣れや、キーボード入力スキルなどの属人的な要素に依存せずに業務を遂行していただくため、
この度の音声検索入力機能の提供を開始することといたしました。
機能の概要
音声検索入力機能では賃貸革命10の部屋情報の設備登録の際にパソコンの備え付けマイクなどに向かって設備の名称を発することで、
自然言語処理の技術により該当の設備候補を呼び出すことができます。また、「システムキッチン、クローゼット」など一度に複数設備の音声入力にも対応しています。
本機能をご活用いただくことで簡単に登録作業を進めることができるため、30項目の設備入力にかかる作業時間を従来の方法と本機能とで比較した場合、
従来の方法では平均約300秒かかっていた作業が本機能では平均約150秒で終える(※)ことができ、従来の約2倍~3倍の効率化が見込めます。
※社内実測調査結果