不動産業の情報資産の考え方

2018.08.22

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不動産業の情報資産の考え方

不動産業の事業を行っていく上での資産が幾つかあります。

いわゆる、ヒト・モノ・カネが大事ですが、この部分はビジネスに従事されている皆様はご承知の事と思いますので又の機会に。

モノの部分にも関連しますが、不動産業を行っていく上で物件情報は大切な資産の一つです。

先ずは広告で利用しますし、契約にも利用します。

社内の管理戸数や仲介件数等の情報把握の際にも物件情報がベースとなってきます。

今回はこの物件情報をどの様に保持して活用していくことを考えてみたいと思います。

その中でも賃貸物件情報に今回はフォーカスしてみます。

お客様との最初の接点を考えると、やはり広告として物件情報を取り扱う事がスタートになります。

まずはここでお客様を獲得していかないとその後に繋がりませんからね。

不動産業にとって物件情報をどの様に運用していくのか、会社の方針を考えて構築していく事を一度検討される事を、お奨めします。

ではどの様な物件情報を持つ手段があるのでしょうか。

〇エクセルやデータベースを活用して自社独自の形式で物件情報を持つ

良い点としては情報を、自社の好きな項目数や種類で設定出来ます。

加工もある程度自由が利きますよね。

但し、外部のサービスと連携する事は難しいケースが多いです。

〇各広告業者様のサービスを活用する

その広告業者様の項目に沿った入力画面になっており入力がスムーズな点が良いです。

自社ホームページへの掲載が出来るサービスを行っている業者様もいます。

上手く活用すると広告効果が期待できますね。

〇不動産業者向けのIT総合サービスを行っているITベンダーのサービスを活用する

各ベンダー様のサービスに沿った物件情報の入力画面をそれぞれお持ちです。

項目に関しても、固定のサービスや、ある程度自由度のあるサービスもあります。

尚、一見自由度がある方が良いと思いますが、固定でも良い面があります。

様々なサービスを多くの業者様に利用頂くので、サービスの質を担保しやすいです。

実はこれ、お客様に提供するサービスが良くなる事に繋がります。

そして、このサービスの最大のメリットは、物件情報を複数に活用出来る事と会社の戦略に沿った運用や変更が可能な事です。

例えば、ある時期はA社の広告を活用されていたとします。

しばらく経ち・・・広告効果等を検討した結果、B社に広告を変更する事が社内で決定したとします。

その際、不動産業者向けのIT総合サービスを御利用頂いていた場合は、A社に出稿していた物件情報をB社にそのまま流用出来ます。(広告補足等の微調整は必要)

運用しているサービスも変わりませんので日々の業務も変化する事なく、御社の広告戦略を変更出来ます。

集客や広告効果は流動的ですし、時期や季節や取り扱う商品やエリアによっても変化します。

購読層も異なるケースもあります。

この様なことを考慮すると常に変動する可能性が高い集客や広告をタイミング良く変化出来る可能性を社内で運用していく事は、事業を継続する上でも大きなメリットでありリスク回避にもなります。

今回のコラムの内容を御確認頂き、大切な情報資産である物件情報をどの様に管理・運用していくのが御社にとって最良な選択なのか検討して頂ければ幸いです。

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