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Web集客の上で気になることといえばSEOを挙げる方が多いのではないでしょうか?SEOについては多くの書籍やサイトがあって、何をすれば良いのか分からないという意見もよく耳にします。
今後このコラムでSEOについて解説をさせていただきます。
一般的にはYahoo!やGoogleで特定のキーワードで検索した際にサイトを上位表示させることとされています。しかし単純に「特定のキーワードでYahoo!やGoogleで上位に表示させること」に注視していては本来の目的を見失ってしまいます。
ここで言う本来の目的とはWebサイトからのお問い合わせ・来店を増やすことを指しています。複数のページが多様なキーワードの検索結果に表示され、全体としての集客を果たすことが先ず大切なミッションになります。そのために訪問者がどういう意図で検索するかを考え、キーワードに対して適切なコンテンツを用意することが重要です。
SEOを行うにはGoogleについて知る必要があります。(Yahoo!JAPANはGoogleの検索エンジンを使っています。)
Googleのミッションは「Googleの使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。」となっています。
そのため常に『ユーザーにとって有益であること』を念頭に検索エンジンを開発・アップデートしています。その上で検索エンジンは「質問に対する適切な回答」を提示することを目指しています。
一例として「トランプの年齢」と検索すると、アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプの年齢・生年月日、そして横にはWikipediaのトランプ大統領に関する情報が表示されています。
Googleは1998年に稼働して以来、多くのアップデートを行っています。
過去のGoogleの動きを踏まえて、現在のGoogleについて知ることで適切な対応を行うことができます。
以前はSEOの施策として、かなりの部分を外部リンク対策に頼っていました。大量のリンク用サイトを用意して、そこにリンクを掲載することで上位表示ができていました。このような手法は今ではほとんど効果がないどころかペナルティになる場合もあります。
またページ中にキーワードを一定割合書くことで上位表示ができていた時代もありました。現在は上位表示を狙った不自然なテキストの詰め込みにはペナルティが科されます。
以前のSEO業者の対策は内容の薄いサイトからのリンクやキーワードの詰め込み等が多くありました。
このような施策は今では行ってはいけません。
Googleにとって「ユーザーにとって有益な情報を与えること」が目的であれば、ユーザーにとって有益なページを作成することが一番です。「どんな意図で検索したのか」を想定し最適なコンテンツを提供することで検索エンジンの評価が上がります。
最近のGoogleではRankBrainというAI(人工知能)を用いたアルゴリズムを導入し、ユーザーの検索した意図をより的確に理解するようになってきています。先ほどのトランプの年齢のように話題性に応じて直接的な回答をするなどもその一例です。
日本語においては略称や多様な意味を持つ単語の場合に、その効果が出てきているようです。
最近のGoogleの動向を語る上で外せないのが「モバイルファーストインデックス」です。
今まではPCでもスマートフォンでもPCサイトのコンテンツを順位決定に利用していました。「モバイルファーストインデックス」が導入されると逆にスマートフォンサイトの内容に沿って順位決定をします。PCサイトよりスマートフォンサイトのようが利用率が高くなっているためです。
いつ導入されるかは発表されていません。現在Google社内で行っているテストに問題がない限り2017年中には導入される可能性があります。
この記事の前半に「訪問者がどういう意図で検索するかを考え、キーワードに対して適切なコンテンツを用意することが重要です。」と書きました。
不動産サイトにとって具体的に何をすると良いか?ということについては、次回以降詳しく説明してまいります。
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